Nucleo F303K8の外部電源
Q.
Nucleo-32ボードをUSB給電ではなく外部給電で動作させる方法は?
たとえばF303K8と、それにつなげる回路の電源を共通にしたい。
A.
STM32 Nucleo-32は、次の手順で外部電源を使用できます。型番:F031K6、F042K6、F303K8、L011K4、L031K6、L432KC。
VINピンまたは+5Vピンへ電源を供給する場合
- SB1(オモテの"ST"ロゴ右下)は購入時のままOFFになっていることを確認します。
- 外部電源として、+5Vピンに5Vを接続するか、またはVINピンに7~12Vを接続します。GNDピンにはGNDを接続します。
- 外部電源をONにします。
- LD2(オモテ面の左下のLED)が赤く点灯したことを確認します。
- Micro USB端子をPCへ接続します。
- 電源の切りかたについては記述がありませんが、USBケーブルを抜いてから電源を切断する、という順番のほうが、PCへの過電流防止の点で安心です。 要検証
もし誤ってUSBを接続してから外部電源をONにしてしまうと、動作しなかったりPCを壊したりする原因になります。
+3V3ピンへ電源を供給する場合
- ST-Linkが使えないのでUSB接続はできません。
- 詳細は直接マニュアルをご確認ください。
情報元
STマイクロのユーザーマニュアルの16~18ページに解説があります。英語ですが公式のマニュアルを見てみるのが確実で早いという結果でした。ピン配置についても一覧表と図解がありますので一見の価値があります。思えばロジックICなら真っ先にデータシートを見るわけで、同じ感覚かもしれません。
下記サイトさまにもNucleoの電源に関する記述がありますが、こちらはより大きく正方形に近いNucleo-64シリーズについての情報ですので、混同しないように注意したいです。外部給電⇔USB給電を切り替えるJP5はNucleo-32にはありません。